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従来型の超音波診断装置を用いて、胎児ファントムの観察を行った。使用した超音波診断装置は横河メディカルシステム株式会社の型名RT2800である。また、使用した胎児ファントムはイーステック社製超音波胎児ファントム2体(妊娠20週相当および妊娠36週相当)である。図1に妊娠20週相当の胎児ファントムを示す。画像を抽出しながら探触子を一定速度で移動し、観察対象部分の超音波断層像が連続で得られるようにした。この間の画像を超音波診断装置に接続したビデオ(ミニDV)へ録画したなお、20週のファントムについては胎児全体図を、36週のファントムについては頭部のみを観察した。
記録されたビデオをデジタルビデオデッキにてコマ送りで再生し、Windows98上でパーソナルコンピュータに取り込むことによって元となる二次元連続切片画像を得た(図2)。得られた二次元連続切片画像から三次元構築に必要となる部分のみを画像ソフトウェア(P&A社Paint Shop Pro5)を用いて抽出し(図3)、ビットマップ形式の画像として保存を行った。このビットマップ形式連続切片画像を三次元画像構築ソフトウェアForgeへ取り込んだ。
今回使用した三次元再構築ソフトウェアはStudioPON社製Forge Version.1.50
である。このソフトウェアは株式会社レキシーより29万8千円で購入可能であり、医療用に使用可能な三次元画像構築ソフトウェアとしては安価である。前述の通り、アイソサーフェース生成という手法で三次元画像が構築されるので、生成された画像の回転や表示方法の変更等が簡単に行える利点がある。
以上の処理にて三次元画像を取得し、画像が最も見えやすくなるように、三次元構築画像の表面となる部分(同一スカラー値のアイソサーフェース)の選択や画像の回転、光源の向き、色の濃度等を調整した。
構築された画像の有用性を確認するため、三次元画像をプリントアウトして15名のボランティアに対してその画像が何であるのか認識できるか否かのアンケートを行った。使用したアンケート用紙を図4に示す。36週胎児ファントムの頭部画像について、二次元超音波断層像と三次元構築した画像の両方を見せ、各々について何であるかの認識の可否をたずねた。「胎児(または人)の頭部(または顔面)」と答えた場合を正答として2つの画像での正答率を算出した。なお、アンケートの対象者15名は全て非医療従事者であった。
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